新子安橋補修工事(その3)

 横浜市神奈川区の首都高速横羽線子安出入口にある新子安橋は、昭和42年の完成後54年経過。 経年劣化が激しく橋梁長寿命化対策の一環で令和元年新子安橋補修工事(その1)に続き、令和2年から新子安橋補修工事(その3)を弊社で補修・補強工事を施工しました。
 今回施工の大きな着目点は、4つの工種に分類できます。

1.コンクリート床版上面は、ストランドシート(炭素繊維)による強度強化(舗装、改質Ⅲ型使用)

2.コンクリート床版下面は、アラミド繊維シートによる強度強化(剥落塗装)

3.鋼製橋梁の主桁は増桁補強、横桁は分配横桁補強(断面補強による強度強化)

4.主桁の鋼材腐食損傷箇所の狭隘部は、「産学官連携協力協定」に基づき、横浜市道路局・横浜国立大学・首都高技術(コンサル)等の協議によるCFRP工法(炭素繊維の積層工法)の新工法技術を採用した鋼桁強度

 また、令和3年6月には「産学官連携協力協定」工事に該当の為、横浜市道路局、横浜建設協会・横浜市建設コンサルタント協会、横浜国立大学の皆様による現場視察等も行われました。
 本工事により、多種多様の補強対策を施し橋梁の長寿命化の維持管理に貢献出来ました。

「産学官連携協力協定」 視察風景
「産」 「学」 「官」
横浜建設協会 様
横浜市建設コンサルタント協会 様
横浜国立大学 様 横浜市道路局 様